本記事では、バーコードによる試薬管理について解説します。
多くの試薬管理システムでは、容器ごとにバーコードやQRコードを発行することが可能です。 これにより、以下のようなメリットがあります。
システムによって異なりますが、バーコードを利用した一般的な業務フローは以下のようになります。
納品 → バーコード発行 → バーコード貼付 → 容器登録
バーコードスキャン → 出庫 → 使用 → 電子天秤で測定 → 使用量記録 → 返却
バーコードスキャン → 電子天秤で測定 → 登録
バーコードスキャン → 廃棄処理 → 廃棄登録
容器ごとにバーコードを発行する場合には、入荷の際にバーコードを貼付する工数が追加で発生します。 入荷が少ない現場であれば問題はありませんが、例えば、1日に100個の容器が入荷する場合、バーコードの貼付だけで1時間以上かかることもあります。 また、バーコードの貼付位置が不適切だったり、結露が発生したりした場合、再度バーコードを貼付し直す必要が出てきます。
容器ごとのトレーサビリティを確保する必要がない場合には、容器ごとにバーコードを発行することは、業務の負担を増やすだけの可能性があります。
容器ごとのトレーサビリティを確保する必要がない場合、メーカーがラベルに印刷している既存のバーコードを活用する方法があります。 この方法の場合、入荷の際にバーコードを貼付する工数は発生しませんし、ミスの防止や業務効率化の効果は問題なく得られます。
メーカーのバーコードを利用した一般的な業務フローは以下のようになります。
納品 → バーコードスキャン→ 入荷登録
バーコードスキャン → 出庫 → 使用 → 返却
バーコードスキャン → 登録
バーコードスキャン → 廃棄処理 → 廃棄登録
メーカーがラベルに印刷しているバーコードには以下のようなものがあります。
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