ホルムアルデヒド液・ホルマリン (HCHO) | 基本情報とモル濃度・希釈計算ツール

ホルムアルデヒドの水溶液はホルマリンと呼ばれ、一般的に約37%の濃度で市販されています。強い殺菌・防腐作用を持ち、生物試料の固定液として広く使用されます。刺激臭のある無色の液体です。

基本データ

英語名

Formaldehyde Solution (Formalin)

化学式(示性式/分子式)

HCHO / CH₂O

構造式

OHCH

分子量

30.03

CAS番号

50-00-0

モル濃度・希釈計算ツール

モル濃度の計算

モル濃度
0 mol/L

計算方法

市販の液体試薬のモル濃度は、密度、質量パーセント濃度(w/w%)、分子量から次の式で求められます。

モル濃度 (mol/L) = 密度 (g/mL) × 濃度 (w/w%) × 10 / 分子量 (g/mol)

密度と質量パーセント濃度は試薬のラベルや製品仕様書に記載されています。

希釈計算(mol/L)

調製方法

原液
0 mL

+

溶媒 (水など)
100.00 mL

(全量を 100 mL に調整)

計算方法

必要な原液量は、溶質の量が希釈前後で変わらないことから次の式で求められます。

原液濃度 (mol/L) × 原液量 (mL) = 目標濃度 (mol/L) × 作成量 (mL)

この式(C₁V₁ = C₂V₂)から必要な原液量を算出し、残りを溶媒(水など)で満たして全量を合わせます。

希釈計算(w/w%)

調製方法

原液
0 g

+

溶媒 (水など)
100.00 g

計算方法

必要な原液量は、溶質の量が希釈前後で変わらないことから次の式で求められます。

原液 w/w% × 原液量 (g) = 目標 w/w% × 作成量 (g)

この式(C₁V₁ = C₂V₂)から必要な原液量を算出し、残りを溶媒(水など)の質量で補います。

主な用途

  • 生物試料の固定(組織標本、細胞の固定処理)
  • 防腐・殺菌(解剖標本の保存など)
  • 樹脂原料(フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂の合成)

危険性

  • 発がん性があり、長期間吸い込み続けると鼻や喉のがんを引き起こす可能性がある
  • 蒸気は目・鼻・のどの粘膜を強く刺激し、高濃度では呼吸困難を引き起こす
  • 皮膚に触れるとアレルギー性接触皮膚炎を引き起こすことがある
  • 引火性があり、蒸気が空気と混ざると引火・爆発の危険がある

参考文献

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