リン酸 (H₃PO₄) | 基本情報とモル濃度・希釈計算ツール

無色透明の粘性のある液体で、不揮発性の中程度の強さの酸です。リン酸バッファー(PBS等)の調製に広く利用されます。

基本データ

英語名

Phosphoric Acid

化学式(分子式)

H₃PO₄

構造式

OHOPOHOH

分子量

98.00

CAS番号

7664-38-2

リン酸のモル濃度計算

モル濃度
0 mol/L

計算方法

市販の液体試薬のモル濃度は、密度、質量パーセント濃度(w/w%)、分子量から次の式で求められます。

モル濃度 (mol/L) = 密度 (g/mL) × 濃度 (w/w%) × 10 / 分子量 (g/mol)

密度と質量パーセント濃度は試薬のラベルや製品仕様書に記載されています。

リン酸の希釈計算

希釈計算(mol/L)

調製方法

原液
0 mL

+

溶媒 (水など)
500.00 mL

(全量を 500 mL に調整)

計算方法

必要な原液量は、溶質の量が希釈前後で変わらないことから次の式で求められます。

原液濃度 (mol/L) × 原液量 (mL) = 目標濃度 (mol/L) × 作成量 (mL)

この式(C₁V₁ = C₂V₂)から必要な原液量を算出し、残りを溶媒(水など)で満たして全量を合わせます。

希釈計算(w/w%)

調製方法

原液
0 g

+

溶媒 (水など)
500.00 g

計算方法

必要な原液量は、溶質の量が希釈前後で変わらないことから次の式で求められます。

原液 w/w% × 原液量 (g) = 目標 w/w% × 作成量 (g)

この式(C₁V₁ = C₂V₂)から必要な原液量を算出し、残りを溶媒(水など)の質量で補います。

主な用途

  • リン酸バッファー(PBS等)の調製
  • HPLCの移動相の調製
  • 金属の防錆処理(リン酸塩被膜処理)

危険性

  • 皮膚に触れると化学熱傷を引き起こし、目に入ると重篤な損傷を与える
  • 高濃度のミストを吸入すると、呼吸器に損傷を与える恐れがある

参考文献

スマホで使える試薬管理システム

こんなお悩みありませんか?

  • Excelを利用した在庫管理は効率が悪い
  • 大企業向けの試薬管理システムは、運用に手間がかかりすぎるので合わない
  • 共有PCやバーコードリーダーを購入する初期費用をゼロにしたい
LabStockerのイメージ

LabStockerは、お手持ちのスマホを使って手軽に試薬管理ができます。