酢酸 (CH₃COOH / CH3COOH) | 基本情報とモル濃度・希釈計算ツール

無色透明で刺激臭のある液体。代表的な弱酸で、バッファー調製やpH調整に広く用いられます。純度の高いものは氷酢酸と呼ばれます。

基本データ

英語名

Acetic Acid

化学式(示性式)

CH₃COOH / CH3COOH

構造式

HCHHCOOH

分子量

60.05

CAS番号

64-19-7

酢酸のモル濃度計算

モル濃度
0 mol/L

計算方法

市販の液体試薬のモル濃度は、密度、質量パーセント濃度(w/w%)、分子量から次の式で求められます。

モル濃度 (mol/L) = 密度 (g/mL) × 濃度 (w/w%) × 10 / 分子量 (g/mol)

密度と質量パーセント濃度は試薬のラベルや製品仕様書に記載されています。

酢酸の希釈計算

希釈計算(mol/L)

調製方法

原液
0 mL

+

溶媒 (水など)
1000.00 mL

(全量を 1000 mL に調整)

計算方法

必要な原液量は、溶質の量が希釈前後で変わらないことから次の式で求められます。

原液濃度 (mol/L) × 原液量 (mL) = 目標濃度 (mol/L) × 作成量 (mL)

この式(C₁V₁ = C₂V₂)から必要な原液量を算出し、残りを溶媒(水など)で満たして全量を合わせます。

希釈計算(w/w%)

調製方法

原液
0 g

+

溶媒 (水など)
1000.00 g

計算方法

必要な原液量は、溶質の量が希釈前後で変わらないことから次の式で求められます。

原液 w/w% × 原液量 (g) = 目標 w/w% × 作成量 (g)

この式(C₁V₁ = C₂V₂)から必要な原液量を算出し、残りを溶媒(水など)の質量で補います。

主な用途

  • 酢酸バッファー(緩衝液)の調製
  • 組織標本の固定液の成分
  • HPLC等の移動相の添加剤

危険性

  • 高濃度の酢酸は皮膚を刺激し、目に入ると重篤な損傷を引き起こす恐れがある
  • 引火性液体であり、39°C以上で爆発性混合気体を生じる
  • 蒸気を吸入すると、気道の刺激や呼吸困難を引き起こす恐れがある
  • 強酸化剤と接触すると激しく反応し、火災や爆発の危険がある
  • 金属を溶かして引火・爆発の危険性がある水素ガスを発生させる

参考文献

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