硝酸 (HNO₃ / HNO3) | 基本情報とモル濃度・希釈計算ツール

無色透明の液体。強力な酸化作用を持つ代表的な強酸で、日光や熱で分解しやすい性質があります。

基本データ

英語名

Nitric Acid

化学式(分子式)

HNO₃ / HNO3

構造式

OHONO

分子量

63.01

CAS番号

7697-37-2

硝酸のモル濃度計算

モル濃度
0 mol/L

計算方法

市販の液体試薬のモル濃度は、密度、質量パーセント濃度(w/w%)、分子量から次の式で求められます。

モル濃度 (mol/L) = 密度 (g/mL) × 濃度 (w/w%) × 10 / 分子量 (g/mol)

密度と質量パーセント濃度は試薬のラベルや製品仕様書に記載されています。

硝酸の希釈計算

希釈計算(mol/L)

調製方法

原液
0 mL

+

溶媒 (水など)
500.00 mL

(全量を 500 mL に調整)

計算方法

必要な原液量は、溶質の量が希釈前後で変わらないことから次の式で求められます。

原液濃度 (mol/L) × 原液量 (mL) = 目標濃度 (mol/L) × 作成量 (mL)

この式(C₁V₁ = C₂V₂)から必要な原液量を算出し、残りを溶媒(水など)で満たして全量を合わせます。

希釈計算(w/w%)

調製方法

原液
0 g

+

溶媒 (水など)
100.00 g

計算方法

必要な原液量は、溶質の量が希釈前後で変わらないことから次の式で求められます。

原液 w/w% × 原液量 (g) = 目標 w/w% × 作成量 (g)

この式(C₁V₁ = C₂V₂)から必要な原液量を算出し、残りを溶媒(水など)の質量で補います。

主な用途

  • 化学肥料の製造原料
  • 火薬・爆薬の原料
  • 金属の表面処理(酸洗い)

危険性

  • 皮膚に触れると化学熱傷を引き起こし、目に入ると失明の恐れがある
  • 有機物と接触すると発火の危険がある
  • 光や熱により分解し、有毒な赤褐色の二酸化窒素(NO₂)ガスを発生させる
  • 金属を溶かして引火・爆発の危険性がある水素ガスを発生させる
  • 放出されるガスを吸入すると、呼吸困難を起こし、死に至る恐れがある

参考文献

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