Tris-HCl バッファー(トリス塩酸緩衝液)の作り方と計算ツール

Tris-HCl バッファーとは

Tris-HCl バッファー(トリス塩酸緩衝液)は、トリスヒドロキシメチルアミノメタン(Tris)を塩酸(HCl)で pH 調整して調製する緩衝液です。pKa が中性付近にあり、安価で取り扱いやすいことから、分子生物学・生化学の実験で最も広く使用されています。タンパク質精製、酵素反応など幅広い用途に利用されます。

ただし Tris の pKa は温度依存性が大きく(約-0.028/℃)、調製時と使用時の温度差がある場合は pH が大きくずれることがあるため注意が必要です。

基本データ

有効 pH 範囲

7.2〜9.0

pKa(25℃)

8.06

塩基成分

Tris

pH 調整

HCl

計算ツール

調製方法

Tris
0 g

+

12 mol/L 塩酸
0 mL

+

純水
適量

(全量を 1000 mL に調整)

調製手順

  • Tris 0 g を量り取り、約 800 mL(調製量より少なめ)の純水に溶解する。
  • 12 mol/L 塩酸 0 mL を加え、pH メーターで確認しながら目標 pH 7.5 付近に調整する。
  • 使用温度(25℃)で pH を確認し、必要に応じて微調整する。Tris は温度依存性が大きいため、実際の使用温度での確認が重要。
  • 純水を加えて全量を 1000 mL に合わせる。

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